建立年月日 昭和58年(1983年)2月25日
昭和56年(1981年)2月25日に広島を訪れたローマ法王ヨハネ・パウロ二世が、核兵器廃絶を訴えた「平和アピール」は全世界の人々に多大な感銘を与えました。
このアピールを造形して平和祈念の1つのよりどころとしたのが、この碑です。
上部の抽象彫刻像は、世界中が肩を寄せ合って調和と安定、共存を未来に込めて志向する状態を表し、人類の平和への願いが込められています。
碑文はローマ法王の行った「平和アピール」の中から選ばれた一節が日英併記で刻まれています。
「戦争は人間のしわざです。
戦争は人間の生命を奪います。
戦争は死そのものです。
過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。
ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです。