日蓮の弟子日像に師事した暁忍により、暁忍寺として開かれました。明暦2年(1656)浅野家2代藩主光晟の妻満姫(自昌院)の菩提所となり、國前寺と改号し、伽藍を整えました。当時の建物は本堂と庫裏が残っていますが、本堂は寛文11年(1671)、庫裏はそれより僅か前に完成したもので、ともに国指定の重要文化財です。
本堂は、二重寄棟造本瓦葺で下重が素木造であるのに対し、上重は壁から柱や軒まで全体を漆喰で塗り篭められています。また庫裏は、切妻造本瓦葺の屋根を二段に葺く、錣葺(しころぶき)と呼ばれる形式となっています。
國前寺
- 広島市
- 観光: 歴史・文化
その他の情報
アクセス情報 | 広島駅新幹線口から北方徒歩10分 |
---|