國前寺山門及び参道を構成する境内地(市指定重要有形文化財)

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國前寺山門及び参道を構成する境内地(市指定重要有形文化財)

國前寺を訪れる人々をまず迎えてくれるのは、両脇に仁王を安置している重厚な趣の山門です。
この山門は、西日本の日蓮宗寺院を代表する建物であり、本市域に現存する近世寺社建築の門の中では最大のものとされます。残されていた2枚の棟札から、天保11年(1840年)に建築されたことが明らかな点でも価値があり、國前寺の寺観を整える意味でも重要な建物です。
この山門をくぐると、本堂前に、本堂・庫裏創建時期と同じ寛文11年(1671年)の刻銘をもつ高さ2.32mのどっしりとした4基の石燈籠が建てられています。また、境内地の西側には明治39年(1906年)の建築ながらも、それまでに存在した建物を忠実に再現したといわれる入母屋造(いりもやづくり)、桟瓦葺(さんがわらぶき)、袴腰付(はかまごしつき)の鐘楼があります。
このように、山門と本堂・庫裏間の境内地は、江戸時代の様子をよくとどめており、建造物と一体をなして価値を形成していることから、たいへん貴重なものと言えます。

指定年月日:平成7年(1995年)4月18日
概要:山門 桁行9.00m、梁間5.45m、三間一戸二重門、入母造、本瓦葺
参道を構成する境内地1,591m2

その他の情報

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