水陸両棲の河童のような架空の生き物のことを、広島地方では「猿猴」と呼びます。猿猴川に架かる猿猴橋は、藩政期より西国街道の道筋で重要な橋でした。1926年(大正15年)、広島県によって永久橋として架け替えられ、親柱上には地球儀の上に鷲がはばたく像、欄干には猿のレリーフを施すなど、当時もっとも華麗な橋でしたが、戦局が激しくなるにつれて、これらの装飾は供出され、変わりに石の欄干と親柱に置き換えられました。1945年(昭和20年)8月6日、爆心地から1.82キロメートルで被爆。爆風や火災にも耐え、避難路の役割を果たしました。
猿猴橋(被爆橋梁)
- 広島市内中心部
- 観光: 平和(被爆建造物・慰霊碑など)
その他の情報
アクセス情報 | 広島駅南口から徒歩5分 |
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