国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、国として、原爆死没者の尊い犠牲を銘記し、永遠の平和を祈念するとともに、原爆の惨禍に関する全世界の人々の理解を深め、被爆体験を後代に継承することを目的として、2002年8月に開館しました。
館内には、平和祈念・死没者追悼空間があり、爆心地である「島病院」付近からみた被爆後の街並みをパノラマで表現しています。遺影コーナーでは、原爆死没者のお名前と遺影(写真)を公開し、原爆で多くの人々が亡くなった事実を伝えます。体験記閲覧室では、被爆体験記や被爆証言映像等の資料を閲覧・視聴できます。また、情報展示コーナーでは、企画展を開催しています。特定のテーマで、被爆体験記を中心に展示を行い、被爆の実相を伝えます。
さらに、被爆体験記や原爆詩による被爆体験記朗読会も開催しています。情景を思いながら朗読を聴き、自ら声を出して読むことにより、被爆の様子が臨場感を持って伝わってきます。ぜひ、被爆者の「こころ」と「ことば」にふれてください。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 動画