標高221.7m
黄金山は広島市の南東にある小高い山ですが、広島湾に浮かぶ島「仁保島」と呼ばれていました。室町時代、標高221.7mの山頂には仁保城が築かれました。古い合戦の歴史が残る場所でもあります。
黄金山の北側にある観音寺は、毛利氏時代に仁保城の城番を任された三浦元忠の菩提寺として建立されています。このお寺の山号がまさに「黄金山」で、初めて黄金山の地名が登場したと伝わっています。
その昔、黄金山は沖を行く船の安全のために山頂で火を起こし煙をあげていました。その火が黄金色をして天を焦すほどだったという説や、島にかかる夕映えの色が黄金に輝いて見えたという節等、名の由来はロマンに満ちて今に語り継がれています。
(北展望ゾーンの整備が完成しました。令和2年3月20日(金・祝)午前10時から一般開放します。360度に広がる広島の眺望をお楽しみください。)