日本三景「安芸の宮島」で知られる嚴島神社は、海を敷地とした独創的な構成と、寝殿造りの様式を取り入れた荘厳華麗な建築美で、日本有数の名社にふさわしい貫禄を見せています。12世紀、平清盛によって、数年をかけて現在の姿に造営されました。自然災害に見舞われても何度も修復され、建設当時の姿をいまに伝えています。「神をいつきまつる島」から、「嚴島(いつくしま)」と呼ばれ、古くから島全体が神として信仰の対象とされてきました。背後に広がる緑とのコントラストは格別の美しさです。平成8(1996)年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。瀬戸内海観光の中心的存在になっています。
※現在、大鳥居の修復工事を行っており、そのためシート(メッシュ素材)で全体を覆っています。また、参拝に支障はありませんが、回廊等の社殿についても修復工事を一部行っておりますので、ご了承ください。なお、工事の詳細状況については、嚴島神社ホームページ「工事状況及び計画ご案内」をご確認下さい。