【建立年月日】昭和49年(1974年)8月6日
【建立者】広島大学原爆死没者慰霊行事委員会
【来歴】1972年3月に発足した広島大学原爆死没者慰霊行事委員会(委員長:学長)は、その主要事業のーつとして追悼之碑を建立しました。広島大学では、1974年以降毎年8月6日に同碑の前で追悼式を行っています。同碑の内部には、広島大学及び前身校の原爆死没者名簿が納められており、関係者の申し出により毎年書き加えられています。なお、同碑の設計を担当した佐藤重夫氏(当時工学部教授)によると、その造形には「原爆の重大な犠牲となられた悲しみは推し測ることも出来ない重いことで、動かしえない現実に、我々は本当に静かなご冥福を祈る気持ちでいっぱいである。したがって静かにどっしりと安定した、無限の自然が造りあげた重い重い大きな石で、しかも自然の美しい形のものがどんな人工の碑よりもこの原爆碑に最もふさわしく、永遠に祈りの碑となるものと私は思った。裂き砕かれた鋭い大小の割石を下部に乱積にしたものは、世の矛盾、悲しみ、争いを連想して、碑石の底部に押しつぶして積むことにしたものである。」という意図が込められています。
※見学する場合、正門で警備員に見学したい旨を連絡
広島大学原爆死没者追悼の碑
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