安佐郡川内村原爆精霊供養塔

  • 広島市
  • 観光: 平和(被爆建造物・慰霊碑など)

【建立年月日】1951年(昭和26年)5月
【建立者】誓願寺、遺族一同
【来歴】安佐郡川内村温井(現在の安佐南区川内地区)から中島新町(現在の中島町。爆心地から650メートル)に出動した川内村国民義勇隊の先発隊は、現場で建物疎開作業中に被爆し全滅しました。また、後続隊は現場に向かう途中で被爆し、無傷で帰って来た人もいましたが、後に原爆症に苦しむ人も少なくありませんでした。碑は当初、材木町(現在の中島町)にあった誓願寺に建立され、1965年(昭和40年)5月、同寺の三滝への移転に伴い現在地へ移設されました。なお、この碑と同様に川内村国民義勇隊の犠牲者を慰霊する碑として、「義勇隊の碑」(中区)があります。さらに、義勇隊犠牲者を含めて川内村戦没者戦災死者を慰霊する碑として、「川内村戦没者戦災死者供養塔」(安佐南区)があります。