被爆者の慰霊碑

  • 広島市
  • 観光: 平和(被爆建造物・慰霊碑など)

【建立年月日】2010年(平成22年)7月31日
【建立者】己斐小学校に原爆のモニュメントをつくる会
【来歴】被爆直後、己斐国民学校(現在の己斐小学校)は救護所になりました。校庭で荼毘に付された2千人の犠牲者を慰霊するため、元児童が呼びかけて寄付金などで碑を建立しました。このモニュメントは、「千羽鶴」「五大陸」「地球儀」「放射能標識」そして「被爆した広島」をテーマにデザインされました。999羽の鶴で五大陸を表現し、1000羽目の鶴と地球儀を組み合わせた構成になっています。放射能標識は旧広島市役所庁舎の被爆石で表し、今なお放射線の被害に苦しんでおられる被爆者の思いが込められています。「被爆した広島」は荼毘に付された学徒動員の方の形見のボタンや溶けたガラス瓶、食器、被爆した屋根がわらなどで原子爆弾の惨状を伝えています。己斐小学校で荼毘に付された方々への鎮魂と、これからの日本を背負っていく小学生が世界平和の心を持つことを祈念して制作されたものです。
※見学する場合、事前連絡必要(見学希望日時、代表者氏名、見学者数、連絡先を電話(082-271-4208)で)