福美人酒造 カープ募金樽

  • 東広島市・熊野町・府中町・海田町・坂町
  • 観光: 文化施設
福美人酒造 カープ募金樽

全国の酒造業者ら、有志の出資で大正6(1917)年に創業。酒造り以外でも、酒造技術者の養成機関として指定され、西條酒造学校と呼ばれました。ここで酒造りを学んだ杜氏たちが全国の蔵元で活躍しています。 その伝承の技術を受け継いだ杜氏により「美人の井戸」の水で醸す福美人はその名の通りやわらかくやさしいお酒です。 「美人の井戸」水は一般の方に提供しており、毎日汲みに来られる方は後をたちません。 福美人酒造の蔵には、広島カープを経営難から救った「たる募金」に使われた酒樽が展示されています。 25年ぶりにリーグ優勝した広島東洋カープゆかりの品です。1951年、設立間もないカープは正式な後援組織を持っておらず、資金難にあえいでおり、。そんな時に、広島市警本部の有志が警察署に募金箱を設置し、集まった1万5620円を球団に寄付したことがニュースになり、カープの危機を知った市民は、球場前に募金箱として酒の四斗樽を置いて、「カープを救え」となけなしのお金を投じたといいます。それが「たる募金の樽」で、今は福美人酒造の藏に展示されています。

その他の情報

アクセス情報 公共:JR山陽本線西条駅から徒歩8分
車:山陽自動車道西条ICから約5分