嚴島神社大鳥居

  • 廿日市市・大竹市
  • 観光: 歴史・文化
嚴島神社大鳥居
嚴島神社大鳥居
嚴島神社大鳥居
嚴島神社大鳥居

国重要文化財 嚴島神社の大鳥居は、木造で両部鳥居(四脚鳥居)です。高さ約16.6m、棟の長さ24.2m、主柱周り9.9m、総重量は約60t、木部は丹塗り(光明丹[こうみょうたん])、主柱は楠の自然木を、袖柱[そでばしら]は杉の自然木を使っています。 現在の大鳥居は、平安時代から8代目にあたり、明治8年(1875)に再建されました。笠木と島木は箱になっており、石や砂が約5t詰められています。根元は海中に置かれているだけで、自重で立っています。主柱の基礎は、千本杭[せんぼんくい]が用いられ、45cmから60cmの松杭がそれぞれの柱に約30本から100本打ち込まれています。楠は、比重が重いことと、腐りにくく、虫に強いからです。 棟の西側には三日月が、東側には太陽の印があり、陰陽道の影響がみられます。 沖側の扁額[へんがく]には嚴嶋神社、御本社側は伊都岐島神社[いつきしまじんじゃ]と筆書きされていて、現在の額は、明治8年の再建時のもので有栖川宮熾仁親王[ありすがわのみやたるひとしんのう]の染筆です。

嚴島神社大鳥居は、令和元年(2019年)6月からの「令和の大改修」保存修理工事が令和4年(2022年)12月に完了し、朱色の荘厳な鳥居が復活しました。

その他の情報

アクセス情報 ■電車
JR西日本 宮島口駅
広島電鉄 広電宮島口
船舶
宮島口桟橋から フェリーで宮島桟橋へ(約10分)
徒歩
神社入り口

■自動車
山陽自動車道 廿日市ICより宮島口へ(約15分)
山陽自動車道 大野ICより宮島口へ(約15分)
 ※土曜日曜祝日連休の渋滞時は不明