芸北神楽とは、秋の実りに感謝し、奉納する舞いに神話や伝説を取り入れて神楽化したもの。島根県西部の石見地方から山県郡全域に伝わった「旧舞」と言われるものと、石見地方から高田郡を経て終戦後に伝わった「新舞」と言われるものとが北広島町東部で合流し、この地方の民俗芸能として伝承されています。
山県郡、安芸高田市など芸北地域一帯は特に神楽が盛んな地域として知られています。 神楽の里・北広島町では、テンポの比較的緩やかな味わいのある神楽とされる「旧舞」を伝承するもの、またスピード感ある演舞を特徴とする「新舞」を得意とするものあわせて約70の神楽団が北広島町内で活動しています。この数は日本一と言われています。
最近では、「ひろしま神楽」として、神楽公演や、ショッピングモールのイベント出演が、広島市をはじめとして都市部でも週末・休日に数多く実施され、観光資源としても注目を集めています。
北広島町内では、春から秋にかけて、共演大会や各種イベントでの発表、神楽の技を競う競演大会も数多く開催されています。
秋には、それぞれの神楽団による神社での奉納神楽も行われていますので、是非チェックしてみてください。