被爆したアオギリ

  • 広島市内中心部
  • 観光: 平和(被爆建造物・慰霊碑など)
被爆したアオギリ
被爆したアオギリ
被爆したアオギリ

爆心地から約1.3km離れた、中区東白島町の広島逓信局(現在の中国郵政局)の中庭にあったこの木は、爆心地方向にさえぎるものがなかったため、熱線と爆風をまともに受け、枝葉はすべてなくなり、幹は爆心側の半分が焼けてえぐられました。
ところが、枯れ木同然だったこの木は、翌年の春になって芽吹き、被爆と敗戦の混乱の中で虚脱状態にあった人々に生きる勇気を与えました。
その後、中国郵政局の建て替えに伴い、昭和48年(1973年)5月に現在の場所へ移植され、原爆の被害を無言のうちに語り続けています。
平成12年(2000年)夏に被爆アオギリ二世と確認できる苗木が10m先で見つかり、平成15年(2003年)3月に被爆アオギリ一世のそばに移植されました。

広島市2000年-2001年記念事業『広島の歌』事業として「アオギリの歌」がグランプリに選ばれました。
>>広島の歌グランプリ「アオギリのうた」

移植で枯死するのではないかと心配されたアオギリは、その後も毎年種子をつけており、これらの種子は国内外へ贈られ、多くの二世が元気に育っています。

この近くの碑や施設など
ローマ法王平和アピール碑
全損保の碑
峠三吉詩碑

 

その他の情報

アクセス情報 広島駅から広島電鉄電車(路面電車)「原爆ドーム前」下車
もしくは広島駅から広島バス吉島営業所行き「平和記念公園」下車。
平和記念公園内、平和記念資料館(東館)北側。